本読むネズミ ― 藝大×東大 言葉と音の間で本をめぐる
本を読むように、音を聴くように、映画を観るように、世界を考える。東京藝大出身の作曲家 × 東大出身の文化史研究者が、 文学・海外文学・哲学・映画・アートを横断しながら語る、 知と感性のクロストーク番組 「本読むネズミ」。🎙 毎回1冊の本を起点に、思考と想像が静かに拡張していく読書トーク。 ■ X(Twitter) ■ Instagram https://www.instagram.com/honyomunezumi ■ note…
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#55『文学部唯野教授』筒井康隆 〜批評は、二次創作なのか?〜 (opens the original)
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📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第55回 『文学部唯野教授』筒井康隆 〜批評は、二次創作なのか?〜 今回取り上げるのは、筒井康隆の『文学部唯野教授』。 大学教授たちの派閥争いや出世競争を風刺しながら、さまざまな文学理論を講義形式で紹介していく異色の小説です。 高尚な「理論」と、どうしようもなく俗っぽい「人間」。 今回は、文学理論を知ることで本は面白くなるのか。 そして、知識や肩書きと「面白い作品を作ること」は同じなのかについて話しました。 小説を読み、解釈し、別の言葉で語り直す。 そう考えると、批評もまた原作から生まれた一つの「二次創作」と言えるのではないか。 話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。 ● 高橋宏治(作曲家) 日本語の韻律と言葉の身体性を軸に、オペラ、映画、演劇、ダンスなど領域を横断して活動。歌と語り、音楽と演劇の境界を探る作品を発表している。日本語オペラ『長い終わり』では音楽・台本を手掛け、映画『痴人の愛』では音楽を担当。東京藝術大学作曲科、同大学院修士
#54『死んでいる』ジム・クレイス 〜死ぬことと、死んでいること〜 (opens the original)
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📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第54回 『死んでいる』ジム・クレイス 渡辺 佐智江 (翻訳) 〜死んだあとにも、物語は続く?〜 今回取り上げるのは、ジム・クレイスの『死んでいる』。 主人公は、動物学者のジョセフとセリースという夫婦。二人は若い頃に出会った海辺を訪れ、そこで殺されてしまいます。しかし、この小説が描いていくのは「誰が殺したのか」ではなく、死んだ二人の身体が、そのあとどうなっていくのか。死体が腐っていくことに、そもそも「物語」はあるのか。 原題は Being Dead。 「死」でも「死んでいく」でもなく、「死んでいる」。 死ぬという出来事は一瞬でも、そのあとにも「死んでいる状態」は続いている。そして、身体が別のものへ変わっていくとき、その人はいったいいつまで「その人」なのでしょうか。 さらに、作者ジム・クレイス自身は無神論者。死後の世界を信じなくても、人は死を受け入れるための物語を必要とするのか。そして、文学は宗教の代わりになりうるのか。 高橋のオペラ《長い終わり》とも重ねながら、死んだあとにも何かがあってほしい、という希望についても語りました。 Book to S
#53『姉飼』遠藤徹〜匂いまで描く、ナスティー・ホラー〜 (opens the original)
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📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」 『姉飼』遠藤徹 〜汚物の匂いまで描く、ナスティー・ホラー〜 今回取り上げるのは、第10回日本ホラー小説大賞を受賞した遠藤徹の『姉飼』。 物語の舞台は、「姉」と呼ばれる奇妙な生き物を飼う世界。 幼い頃、祭りの夜に初めて「姉」を目にした主人公は、その異様な姿に強烈に惹きつけられ、いつか自分も「姉」を飼いたいと願うようになります。 グロテスクな身体、排泄物、腐敗、そしてその「匂い」まで。 普通なら目を背けたくなるものを曖昧にせず、身体感覚として徹底的に描いていく、強烈なナスティー・ホラーです。 しかし、ただ「気持ち悪い」だけではない。 今回は、なぜ遠藤徹はここまで「汚さ」や「匂い」を書くのか、「姉」とはいったい何なのか、そしてホラーというジャンルだからこそ描ける身体と欲望について語りました。 ホラー小説大賞を受賞した、異形の問題作。 『姉飼』の世界を読み解きます。 話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。 ● 高橋宏治(作曲家) 日本語の韻律と
#52『夏帆』村上春樹 〜人は欠点だけを失えるのか?〜 (opens the original)
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📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第52回 #52『夏帆』村上春樹 〜人は欠点だけを失えるのか?〜 今回取り上げるのは、村上春樹の小説『夏帆』。 主人公は26歳の絵本作家・夏帆。ある出来事をきっかけに、アリクイや「母親の中に住むシロアリの女王」など、現実とも幻想ともつかない存在と出会っていきます。 一見するとメルヘンのような物語ですが、その奥には、親との関係や精神的な自立、年を重ねたからこそ見えてくる家族の姿が描かれています。 今回は、なぜ主人公は若い女性なのか、「母親の中のシロアリの女王」が意味するもの、そして「人は欠点だけを失えるのか?」という問いを手がかりに、この作品の奥行きを語りました。 話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。 ● 高橋宏治(作曲家) 12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。 HP:
#51 祝50回記念雑談 〜「人間を信じる文学」は、もう古い?〜 (opens the original)
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📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第51回 #51 祝50回記念雑談 〜「人間を信じる文学」は、もう古い?〜 今回は、50回配信を記念した雑談回です。 これまで取り上げてきた本のこと、これから読みたい本のこと、そして読書Podcast「本読むネズミ」が何を読んで、何を話してきたのかを振り返ります。 話題に上がるのは、背筋『近畿地方のある場所について』、マーティン・エイミス『関心領域』、パール・バック、スタインベック、ロマン・ロラン、ヴィクトル・ユゴー『ああ無情』、そして『静かなドン』『ジャン・クリストフ』など。 今回は、50回を越えた本読むネズミの現在地として、文学、映画、音楽、ポッドキャストについて自由に話しました。 話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。 ● 高橋宏治(作曲家) 12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作
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